創業以来守り続けるもつ鍋の味

「もつ料理 かわ乃」が福岡市中央区春吉にて開業したのは、今から六十年以上も前の事です。現女将の母が考案した元祖しょうゆ味のもつ鍋は、「もつ」と「ニラ」だけを秘伝のしょうゆ風味のだしで味わう元来のものでした。しかしながら時代の変遷と共に人々の好みも変わるもの。その流れの中で二代目を受け継いだ現女将は、初代の味はそのままに、昔ながらの人気のしょうゆ味にスープやキャベツ、豆腐を足して改良を加え、新たにみそ味のもつ鍋も開発いたしました。

更に博多駅近くの博多店を任されている三代目は博多和風だし味を生み出すなど、創業当時の味を守りながら、未来を見越した挑戦も続けております。三代に渡り受け継ぐかわ乃の味を、ぜひ皆様にお楽しみいただければ幸いです。

信条 其の壱 鮮度と下処理が分けるもつの質

洗浄
洗浄

使用するもつは精肉店から塊で仕入れ、職人技で一つひとつ丁寧に洗浄・カット処理を行っております。そのため臭みがなく、鮮度も抜群です。また、小腸だけを使用するもつ鍋も県内には多い中、当店ではせんまい、ミノ、シマチョウ、小腸、ハツなどの国産牛もつをミックスしてご提供しております。それぞれに異なる食感や味が、もつ鍋の美味しさをより一層引き立てるのです。

信条 其の弐 時代は変われど変わらぬ作り方

野菜
もつ

当店では伝統に則って、スープにもつや野菜を入れるのではなく、まず先にもつをしょうゆ風味の秘伝のだしで炊き上げます。少しのだしでもつ本来の旨味を引きだした後に、別で作ったスープや野菜、豆腐を入れるのがかわ乃流なのです。これこそ、昔の工程を踏襲しながらも初代の味を守る秘訣でもあります。

信条 其の参 主役は“もつ”

野菜で増す味の深み

“もつ鍋は本来、メインのもつを味わうためのもの”。その初代の教えを守り、当店のもつ鍋は野菜が少なく、もつが多めに入っています。もちろん青森の無農薬にんにくや減農薬野菜を使うなどもつ以外の素材にもこだわりはありますが、あくまでもそれらはもつを美味しく食べるための脇役に過ぎません。

もつ

まずはもつを召し上がれ

ぜひまずはもつからお召し上がりいただき、その味をお確かめください。部位ごとに異なる弾力。そして噛むほどに溢れる旨味。これこそ本来のもつ鍋だと感じていただけることでしょう。

もつのおかわりも承ります

ご自宅で楽しみたい方に もつ鍋のお取り寄せを

二代目の力作 みそもつ鍋

二代目の力作 みそもつ鍋

お客様の強い要望にお応えし、二代目女将が考案したみそ味のもつ鍋は、煮込んでもスープが濃くならず、甘めのまろやかな味わいで女性の方にも人気です。使用するみそは、京都にある三軒のみそ屋の高級みそをブレンドしたオリジナル。キャベツやニラはもちろん、ゴボウ、玉ねぎ、えのき、しめじ、こんにゃくなど、あえて具材もたっぷりと入れ、味に深みを出しております。

リゾット

〆にはリゾット

みそ鍋限定のリゾットは、風味豊かなスープと好相性。トマトの爽やかな酸味とチーズの濃厚さが加わり、最後まで美味しくお召し上がりいただけます。

時代の流れと共に 誕生した新星 博多和風だしもつ鍋

博多和風だしもつ鍋

三代目が試行錯誤の末に生み出した博多和風だし味のもつ鍋は、博多店限定となっております。煮込む前に一度もつを焼くことで香ばしさを出し、さっぱりとした和風だしに旨味とコクをプラス。そこに野菜や豆腐の風味を加え、さっぱりとしながらも上品な味わいに仕上げております。

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